2025年11月8日・9日の二日間、広島市南区の「Gallery Passage」にて開催された 「弧十郎 個展+墨絵教室生徒作品展」 が、多くの来場者に恵まれ無事終了しました。本記事では、会場の雰囲気や来場者の声、作家である弧十郎氏のメッセージを交えて、その二日間を振り返ります。








会場に満ちた“墨の空気感”

展示会場となった Gallery Passage は、大通りに面しながらも静けさが漂う、不思議と落ち着ける空間です。開催当日は曇天でしたが、白壁に反射する柔らかい自然光が墨の濃淡を際立たせ、作品に深い陰影を生み出していました。
会場では、弧十郎氏の代表作となる龍の墨絵を中心に、生徒たちの作品がリズムよく並び、「師の躍動感」と「生徒の自由な発想」 が一つのストーリーとして流れるように展示されました。
教室生の作品には、のびやかな線や思い切りの良い筆致、柔らかい表現など個性が光り、来場者からは「可愛らしい」「自由で素敵」といった声も多く聞かれました。
二日間を通して来場者は絶えず、作品の前で足を止め、墨の濃淡や細部の線をじっと見つめる姿が多く見られました。
来場者の声

会場で寄せられた感想の中から、特に印象的だった声をご紹介します。
- 「ライブペインティングは圧巻でした。線が生き物のように動いていく瞬間が忘れられない」
- 「力強さと繊細さ、両方が共存している作品でした」
- 「細かな線の重なりが美しくて、ずっと見ていられる」
- 「生徒さんの作品が可愛らしく、教室の雰囲気が伝わってきました」
作品を“観る”だけでなく、筆の動きや空気の流れまで感じ取ろうとする方が多く、墨絵の世界に初めて触れる来場者も深い興味を示していました。
弧十郎氏からのメッセージ

この度は、「弧十郎個展+墨絵教室生徒作品展」にご来場いただいた皆さま、そして個展の準備をお手伝いくださった生徒の皆さま、本当にありがとうございました。
おかげさまで無事に大盛況のうちに終えることができ、心より感謝申し上げます。今回、久しぶりに個展を開催し、直接ご来場いただいた方々とお話をする中で、多くのご意見やご感想を頂き、改めて開催して良かったと実感いたしました。
また、生徒の皆さんにとっても来年に向けた新たな目標ができ、これからも楽しく学びながら、それぞれの作品づくりに励んでいければと思っております。
これからも墨絵の魅力を多くの方に届けられるよう、一歩ずつ歩んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。KOJURO









今後の活動について

弧十郎墨絵教室では、引き続き定期的にレッスンを開催しています。初心者から経験者まで、自分のペースで「墨と向き合う時間」を楽しめる教室として、今後も活動を続けていく予定です。
今回の展示がきっかけとなり、墨絵に興味を持った方、作品づくりに挑戦してみたい方は、ぜひ公式情報をご確認ください。
次回の展示やイベント開催も計画しており、詳細は随時 SNS などで発信される予定です。
おわりに
曇り空の下で優しく差し込む光に照らされた作品たちは、力強さだけでなく、静かで穏やかな表情も見せてくれました。
二日間という短い期間ながら、多くの方にご来場いただき、墨絵の魅力を共有できたことは、大きな一歩となりました。
また次の展示で、さらに深く広がる“墨の世界”と出会える日を楽しみにしています。

